鍼灸（灸頭鍼）

当院では、鍼灸施術として「灸頭鍼」を行っていきます。

灸頭鍼とは、鍼とお灸を組み合わせて行う施術のことで、鍼の上にもぐさを巻き付けて、鍼を刺した状態でそのままもぐさを燃焼させ痛みの緩和を図るものとなります。

鍼施術は、鍼により痛みを感じる患部の経穴（ツボ）やそこに通じる経穴（ツボ）に刺激を与え、身体のバランスを整え痛みの緩和や予防を行う施術となります。

灸施術は、もぐさというよもぎの葉の裏側の部分を集めたものを肌の上で燃焼させて、経穴（ツボ）に熱刺激を与える施術となります。

どちらも人間が本来もつ「自己治癒力」を引き出し、自らの力で痛みの緩和・予防する施術となります。

この二つの施術を組み合わせたのが「灸頭鍼」となり、刺入した鍼と通して身体の深部まで熱を加えることが可能となり、鍼の機械的刺激と灸の熱刺激が同時に作用しより効果を高めた施術となっています。

【施術の流れ】

①まず初めに、鍼を肌に垂直に刺入し、その鍼にお灸用のもぐさを取り付け燃焼させていきます。

②鍼を刺入した状態でもぐさを燃焼させた後は、もぐさが燃え尽きるまで横になってじっと待ちます。

※もぐさが燃える時の煙には神経を落ち着かせてリラックスさせる効果もあります。

気持ちを落ち着けてゆっくりと施術が完了するのを待ってください。

やけどなどの心配があるかと思いますが、もぐさと皮膚の間にはある程度の間隔がありますので、「熱くて我慢できない」などということはまずありません。心地よい暖かさとなりますのでご安心ください。
また、鍼は髪の毛ほどの細さのものを使用しておりますので、痛みは感じにくくなっています。

当院の灸頭鍼施術をご紹介いたします。

まず、当院では「患者様の安全性を重視しや施術」を行っています。

知識・経験ともに豊富な施術者が、患者様の様子を見ながら細心の注意を払い施術を行っていきます。

燃焼させるもぐさは、肌に直接触れることはありませんので、熱さでやけどをしてしまう心配もありません。また、鍼を刺入するときの痛みを感じることはほとんどありませんので、安心してご来院いただければと思います。

また、開始前に「ホットパット」などを使用し「身体を温めながら」施術をしていきます。優しく身体を温めることで、リラックスでき落ち着いた気持ちで施術をお受けいただけ、事前に身体を温めることで血行が促進され、灸頭鍼の効果を一層高めることができます。

その他にも、鍼が苦手な方向けにローラー鍼とご用意しています。このローラー鍼は皮膚に鍼を直接刺すのではなく、ローラーを転がしながら刺激を与えていく施術となります。

鍼が苦手な方はぜひローラー鍼をお試しください。